パヤタイ・パレス(タイ国王ラーマ5世創建 ラーマ6世まで居住された宮殿)永久収蔵・永久展示
「幻想花」と「太陽を抱く山」の2作品は、エネルギーに満ちた力強い作品だ。これほどの作品には、なかなか出会えるものではない。「幻想花」は、たっぷりとした絵の具を大胆な筆致で塗り重ね、この植物を模様化した作品だ。画面からは、モチーフの力強い生気と意欲が伝わってくる。まるで孤高に君臨する主のように上部に描かれた花、その黄色の花びらは作品に暖か味を添え、美しいコントラストを生み出している。活力溢れる作品から、アーティスト自身の全身全霊を感じることができるのだ。
たくましいラインで描かれた「太陽を抱く山」を通して、我々は佐伯和子の別の一面を見出すことができる。黒い描線によって美しいハーモニーのリズムが刻まれた山は、冷たく、時に凍り付くような色彩で際立っている。それと対照的な真っ赤な空と複数の色彩の光線放つ太陽が、この素晴らしい構図を完成させた。これは、まさに色彩家の作品だと言える注目に値する力強い絵画だ。
文/ジャン=マキシム・ルランジュ
『智慧と藝術の女神アテナ・オリーブ・アートラベル展』
~日伊絢爛オリーブ・アートラベル作品褒賞の選考結果通知書~
佐伯先生
この度、2018年にイタリア文化会館で開催いたしました『智慧と藝術の女神アテナ・オリーブ・アートラベル展』において、佐伯和子先生が制作された藝術作品は、太古の昔より人類が神々から授かった神聖なるものとされ、世界中の人々に愛され続けてきたオリーブの歴史に新たな道を創造いたしました。
本展覧会は、オリーブ・オイルのアートラベル展覧会という世界初となる芸術の祭典であり、展覧会当日は、佐伯和子先生のお作品のアートラベルを鑑賞しながら“オロ・デッレ・モナケ【修道女たちの黄金】の香りに包まれた料理を堪能した大勢の方々から称賛の声をご頂戴しております。それは、まさに至高の名に値するものであると同時に佐伯和子先生のお作品が智慧と藝術を司る女神アテナの祝福を受けた瞬間でもありました。
さらに今回は、本展覧会が終了した後も日伊芸術文化教育実行委員会を通じ、マッセリア・モナケにて、アートラベルを収蔵し、日本のオリーブ発祥の地として有名な香川県小豆島のオリーブ記念館へ寄贈いたします。
そのような折り、日伊芸術文化教育実行委員会内で、展覧会当日の会場での作品審査ならびに会場内でのご来場者様方のお声を参考にして、選考会議を行いました結果、佐伯和子先生が「日伊絢爛オリーブ・アートラベル作品褒賞」のご受賞者として、選出されました。よって、本通知書を以て、正式にご報告させていただきます。
本通知書の授与にあたって、佐伯和子先生のお作品は、神話で語られしオリーブの歴史に“アートラベル”という形で、新しい伝説を記していただいた証しでもあります。
世界初となる芸術の祭典―『智慧と藝術の女神アテナ・オリーブ・アートラベル展』での「日伊絢爛オリーブ・アートラベル作品褒賞」のご受賞、誠におめでとうございます。
2018年1月吉日 日伊芸術文化教育実行委員会
『日仏アートハーモニーHIBIKI展』
~ベルシー平成ロマン優秀作品賞 授賞通知書~
佐伯和子先生
この度2018年9月16日(日)にベルシー美術館〔フランス/Paris12区〕で開催いたしました『日仏アートハーモニーHIBIKI展』において、久遠の栄光祭実行委員会による受賞者の選考会議が行われました。
その厳正な選考会議の結果、佐伯和子先生が「ベルシー平成ロマン優秀作品賞」に選出されたことを本通知書にてご報告させていただきます。
自然を敬い、異文化と平和的な調和を尊ぶ日本特有の美意識は世界が認める文化と言われており、日本とフランス両国の文化交流は発信と受信を繰り返し、お互いを新たなる高みに押し上げてきました。
日仏友好160周年の記念として行われた本展覧会で発表された芸術作品は実に奥ゆかしく美しさに満たされたその精神は鑑賞者の心と響きあい、シャンパンの歴史に新たな道を創造いたしました。
久遠の栄光祭実行委員会では、日仏アートハーモニーHIBIKI展におけるご功績をおしみない称賛として「ベルシー平成ロマン優秀作品賞」の授与を決定いたしました。
この度は、ご受賞 誠におめでとうございます。
久遠の栄光祭実行委員会ならびにMYYコミュニケーションズは、佐伯和子先生の芸術活動が益々ご発展され栄光に包まれてゆくことを心よりお祈り申し上げます。
2018年9月吉日
「日伊王国ワインラベル古都藝術祭」
~「イタリアワイン革新藝術金豹賞」の受賞通知書~より抜粋
永遠の都と呼ばれるローマと千年の都と称される京都は、共に千年以上に亘る文化の蓄積があり、国の歴史そのものと深く関わりを持っております。その両都市の共通した大きな記念年に、格式高いワインのアートラベルを用いて開催した本展覧会への注目度は高く、佐伯和子先生が作品に込められた美の真理は多くの方々の心に深く刻まれました。
ゆえに本状の授与にあたりまして、佐伯和子先生の美意識の深化や芸術的感性の横溢した作品は、イタリアで発祥したRinascimento(ルネサンス)にも通じる魅力的な芸術作品であり、その実力を本展覧会で発揮した意義深さは日本美術の未来に光を照らした証でもあります。
日伊芸術文化教育実行委員会